私は、死にたがりである。死にたくなりやすい体質なのである。 とはいえ、私の手首に傷など全くついていないし、腕にも切ったあとはない。私からすれば、手首や腕を切りたがる人というのは死にたがりではないのである。彼らは逃げたがりなのであって、情けをかけずに評すれば、死にたがりよりも低次な存在なのである... 続きをみる
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私は、悪魔である。 とはいえ、私は人間の肉体を持っているし、世にイメージされるような悪魔的な姿かたち――例えば、紫色の肌をしていて、黒い翼を背中に2枚生やし、角を生やし、牙は鋭く、目は黄色に光っている、など――はしていない。あくまでも、比喩的なものである。しかし同時に、自分は本当に悪魔なのだと... 続きをみる